【解説】
梧桐はアオギリ科アオギリ属の落葉高木。幹が青く高さが十五メ ートルくらいになる。六月ころ茶褐色の花をつけ、九月から十月 袋果が熟す。袋は淡い緑から褐色に変わり、種子も緑から黒に変わる。
【科学的見解】
アオギリは、アオイ科(旧アオギリ科)の落葉高木で、本州伊豆半島や紀伊半島、四国、九州、沖縄などの海岸林に生育している。本種は、枝も緑色で美しく、葉も特徴的な形をしていることから、公園や庭園などにも観賞用として植栽されている。本種の果実は、船形をしており、その縁に球形の種子を複数つける。果実の形態的な特徴から、種子散布は風及び水散布と推測される。(藤吉正明記)