浅蜊(あさり) 三春 季語と歳時記 【子季語】 鬼浅蜊/姫浅蜊/殻浅蜊/浅蜊売/浅蜊汁/浅蜊舟/浅蜊取/浅蜊飯 【解説】 マルスダレガイ科アサリ属に属する二枚貝の総称をいう。四センチほどの二枚貝で、貝殻の模様は同じ模様をしたものがないほどさまざまである。日本各地の沿岸の浅くて塩分の薄い砂あるいは砂泥底に分布する。肉は美味で味噌汁などに利用される。 【例句】 あさり貝むかしの剣うらさびぬ 其角「五元拾遺」 春の日や磯のあらあらあさり貝 祇空「住吉物語」 陽炎にばつかり口を蜊かな 一茶「七番日記」