山茱萸の実(さんしゅゆのみ)初秋 季語と歳時記 【子季語】 秋珊瑚/やまぐみ 【解説】 山茱萸はミズキ科ミズキ属の落葉高木。三月ころ散形花序に黄色の小さな花をびっしりとつける。秋に楕円形の実が赤く熟す。実の大きさ十五ミリくらい。実は薬用になる。 【科学的見解】 サンシュユは、朝鮮原産の落葉小高木である。日本へは、江戸時代に朝鮮から薬用目的で導入され、その後は観賞用として庭木や公園木として植栽されている。赤い果実が印象的な植物である。葉が広卵形になるものをマルバサンシュユと呼んで区別する場合がある。(藤吉正明記)