【解説】
熱帯アメリカ原産。ウリ科の蔓性多年生。夏から秋に白い小さな花をつけ、秋に果実を実らせる。一株からたくさん採れる洋ナシ形の果実は、二十センチくらいの大きさになり、漬物、炒め物などにして利用する。はじめて鹿児島に渡って来たため隼人瓜と名づけられた。一個の実をそのまま植えて発芽させる。
【科学的見解】
隼人瓜(ハヤトウリ)は、大正時期に日本に渡来したと言われており、主に西日本の暖地で栽培されている。つる性の多年草であり、地下には多肉の根塊を作る。果実は、緑色と白色の二系統に分かれている。(藤吉正明記)