金柑の花(きんかんのはな) 仲夏
【解説】
ミカン科キンカン属の常緑低木。高さは二メートルくらいになる。枝に小さな棘を持つ。初夏から秋にかけて直径二センチくらいの白い花を咲かせる。秋に直径三センチくらいの実が熟す。
【科学的見解】
キンカンは、ミカン科の常緑低木で、江戸時代に原産地である中国より導入された。別名ナガキンカンとも呼ばれている。近縁種としては、果実が楕円であるキンカンに対して、球形に近いマルキンカンが知られている。花は、他の柑橘類よりも小振りで、開花期もより遅い。(藤吉正明記)