夜着(よぎ) 三冬 季語と歳時記 【子季語】 掻巻/小夜着 【解説】 着物の形をした袖のある掛け布団のこと。綿が入っていて温かい。寝る時、その袖に手を通せば襟から寒気が入ることもない。 【例句】 ひとり寝や幾度夜着の襟を噛む 来山「ふたつ笠」 夜着ひとつ祈り出だして旅寝かな 芭蕉「葛の松原」 しつとりと雪もつもるや木綿夜着 許六「正風彦根躰」