蔓梅擬(つるうめもどき) 晩秋 季語と歳時記 【子季語】 蔓落霜紅/つるもどき 【解説】 ニシキギ科の落葉低木で、幹は蔓になる。山野に自生し、五月ごろ黄緑色花をつける。豌豆ぐらいの球形の実は熟すと三つに裂け、中から黄赤色の種がのぞく。生花に用いられる。 霧ひらく山径にして蔓もどき 臼田亜浪「石楠」