梅雨明(つゆあけ) 晩夏 季語と歳時記 【子季語】 つゆの明/梅雨あがる/梅雨の後 【解説】 梅雨が終ること。暦の上では入梅から三十日後とされる。梅雨前線が北上し、洋上に抜けると梅雨明けとなる。梅雨明け前は雷鳴を伴った豪雨となることも多く、その後は真青な夏空となる。 【例句】 梅雨の後牛ほす里の堤かな 延年「類題発句集」 入梅の明遠かみなりを暦かな 白雄「しら雄句集」 ばりばりと干傘たゝみ梅雨の果 原石鼎「原石鼎全句集」 梅雨あけの鎌倉くらき旋風かな 石橋秀野「桜濃く」 梅雨明の大神鳴や山の中 日野草城「花氷」