胡瓜の花(きゅうりのはな/きうりのはな) 初夏 季語と歳時記 【解説】 ウリ科の蔓性一年草。蔓が伸びるにしたがって下の葉腋から順に五弁の黄色の花をつける。雌雄別の花がつく。 【科学的見解】 キュウリは、ウリ科の一年草野菜で、北西インド原産とされている。ウリ科植物は、雄花と雌花を同じ個体に形成する雌雄同株の性質を持ち、キュウリの場合は雌花の付け根に細長い子房(子房下位)を開花時からつけているため、遠目からも容易にその区別がつく。ウリ科の仲間の花弁は、白色か黄色かで分かれるが、本種の場合は黄色の離弁花となる。(藤吉正明記)