十一月(じゅういちがつ/じふいちぐわつ) 初冬 季語と歳時記 【解説】 陽暦十一月で霜月をいう。立冬(十一月八日頃)を迎えるが、まだ寒くはなく、空も野山も澄みとおる頃である。暖かな日和が続くかと思えば、ときに時雨たり稀に霜の降る日もある。 【例句】 日暮見ぬ十一月の道の辺に 原石鼎「花影」 あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男「長子」