茯苓(ぶくりょう/ぶくりやう) 仲秋
【子季語】
白茯苓/赤茯苓
【解説】
サルノコシカケ科のキノコの一種。アカマツとクロマツの根に寄生するもので形はキクイモに似る。漢方薬として利尿剤や健胃剤、鎮静薬などに用いられる。
【科学的見解】
ブクリョウは、漢方薬で有名な菌類であり、マツ類の根元付近で菌核が発見される。菌核は、ふつうサツマイモ大から人頭大まであり、表面は灰褐色でしわを帯びるが、内部は白色となってる。その菌核を湿った場所に置いておくと表面付近にキノコ(子実体)が発生することがあるそうである。(藤吉正明記)