麦藁菊(むぎわらぎく) 晩夏
【解説】
麦稈菊キク科ムギワラギク属でオーストラリア原産の多年草。草丈は一メートルくらい。七月から八月にかけて花径は五センチほどの赤やピンク、黄、白などのヒナギクに似た花を咲かせる。
【科学的見解】
ムギワラギクは、オーストラリア原産のキク科一年草で、観賞目的に花壇や庭先等で栽培される。花は、筒状花が集合した頭花を形成し、舌状花がないため大きな花弁はなく、その周りの総苞片が花弁のように筒状花を取り囲む。総苞片の色は複数存在し、開花している状態の時から乾質であるため、ドライフラワーのように思える。(藤吉正明記)