アスパラガスの花(あすぱらがすのはな) 晩夏
【解説】
アスパラガスはユリ科の多年草。原産地のヨーロッパでは紀元前から栽培。多肉質の若い茎を食用にする。成長すると茎は一メートル以上になり、葉を松葉のように分岐させる。七月から八月にかけて釣鐘形のクリーム色の花を咲かせる。
【科学的見解】
ヨーロッパ原産のアスパラガスは、キジカクシ科(旧ユリ科)の多年草であり、食用として広く栽培されている。本種は雌雄異株であり、雌雄で生産性なども変化し、雌株の方がやや茎の太いものが出やすいとのことである。近縁の在来種としては、科名にもなっているキジカクシが知られている。(藤吉正明記)