房咲水仙(ふさざきすいせん) 仲春
【解説】
シナ水仙ヒガンバナ科スイセン属の球根植物。地中海沿岸原産で、水仙の一品種。一つの茎に五つから八つの小輪の花をつける。開花時期は三月ころ。色は白黄色など。
【科学的見解】
フサザキスイセンは、ヒガンバナ科スイセン属の球根性の多年草である。葉は細長い線形となり、花は白い花弁と盃状の副花冠を持つことが特徴である。園芸目的に庭先や公園の花壇等で栽培されているが、逸出したものが野生化しているのをたまに見かける。本種の変種として、スイセン(ニホンズイセン)が知られている。また、同属の種としては、ラッパズイセン、クチベニズイセン、キズイセン、カンランズイセンなども存在する。(藤吉正明記)