柏餅(かしわもち、かしはもち) 初夏 季語と歳時記 【解説】 粽とともに、五月五日の端午の節句菓子として知られる。新粉生地で餡を包み柏の葉でくるみ、蒸した菓子。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないため、子孫繁栄の意味がある。 【例句】 柏餅古葉を出づる白さかな 渡辺水巴「水巴句集」 太郎とは男のよき名柏餅 長谷川櫂「初雁」