爽やか(さわやか、さはやか)三秋
【子季語】
爽気、秋爽、さやけし、さやか、爽やぐ
【解説】
爽やかとは、もともとはさらりと乾いた秋風が吹くことをいう。次にその風に包まれるときの感じをいうようになり、さらに秋のここちよい気分をいうようになった。
【来歴】
『増山の井』(寛文7年、1667年)に所出。
【例句】
爽やかに夜雨の残りし草の上
松瀬青々「倦鳥」
爽やかに宿立ち出でて飛橋かな
原石鼎「原石鼎全句集」
爽やかに山近寄せよ遠眼鏡
日野草城「花氷」
爽かや何かにつけて出て歩く
長谷川櫂「初雁」