荻の声(おぎのこえ、おぎのこゑ)初秋
【子季語】
荻の風、荻吹く、ささら荻
【解説】
荻の葉を揺らす風がたてる音のこと。荻は昔から秋を知らせる草とされた。ヲギは、神または霊魂を招くというヲグから来ているとされる。人々は荻の葉のそよぐ音に神の声を聞いたのである。
【例句】
荻の声こや秋風の口うつし
芭蕉「続山井」
荻の声舟は人なき夕べかな
闌更「半化坊発句集」
荻を見に来れば道々荻の声
月居「月居七部集」
風の音や汐に流るる荻の声
幸田露伴「露伴全集」
【子季語】
荻の風、荻吹く、ささら荻
【解説】
荻の葉を揺らす風がたてる音のこと。荻は昔から秋を知らせる草とされた。ヲギは、神または霊魂を招くというヲグから来ているとされる。人々は荻の葉のそよぐ音に神の声を聞いたのである。
【例句】
荻の声こや秋風の口うつし
芭蕉「続山井」
荻の声舟は人なき夕べかな
闌更「半化坊発句集」
荻を見に来れば道々荻の声
月居「月居七部集」
風の音や汐に流るる荻の声
幸田露伴「露伴全集」