着ぶくれ(きぶくれ)三冬 季語と歳時記 【解説】 寒さを防ぐため、衣服を何枚も重ねて着た状態。動きが鈍くなりやすい。従って精神状態にも同様の影響をもたらす。外見を気にしているとこうはできない。端から見ればどことなくユーモラス。 【例句】 着膨れし体内深く胃痛む 松本たかし「火明」 着膨れて海豹の貎してゐたる 長谷川櫂「虚空」