【子季語】
山の芋、やまついも、山芋
【解説】
ヤマイモ科の蔓性多年草。山野に自生する。葉は小さなハート型。秋に零余子を実らせる。食用になる根は長く多肉であり珍重される。地下に深くもぐっているので道具を使って慎重に掘り出され、すりおろすと粘りが強く、独特の香りがある
【科学的見解】
自然薯の標準和名は、ヤマノイモである。ヤマノイモは、本州から沖縄の山野に自生する多年草である。根に澱粉を溜め込むため、肥大する。蓄積した澱粉を次の年に活用しながら根塊も次第に成長していく。成長した個体の根塊は、長さ一メートルを越す。(藤吉正明記)