虎落笛(もがりぶえ)三冬
【解説】
厳寒の夜空を、風がヒューヒューと音を立てて渡ること。「虎落」とは竹を立て並べて作った柵や竹垣のこと。それが烈風に吹かれて、笛のように音を立てることに由来する。
【例句】
炉の端に月のさしけり虎落笛
吉田冬葉「故郷」
燈火の揺れとどまらず虎落笛
松本たかし「火明」
日輪の月より白し虎落笛
川端茅舍「川端茅舍句集」
虎落笛塵取に塵はなかりけり
五十崎古郷「古郷句集」
縁の下に梯子をしまひ虎落笛
長谷川櫂「果実」
【解説】
厳寒の夜空を、風がヒューヒューと音を立てて渡ること。「虎落」とは竹を立て並べて作った柵や竹垣のこと。それが烈風に吹かれて、笛のように音を立てることに由来する。
【例句】
炉の端に月のさしけり虎落笛
吉田冬葉「故郷」
燈火の揺れとどまらず虎落笛
松本たかし「火明」
日輪の月より白し虎落笛
川端茅舍「川端茅舍句集」
虎落笛塵取に塵はなかりけり
五十崎古郷「古郷句集」
縁の下に梯子をしまひ虎落笛
長谷川櫂「果実」