桐の実(きりのみ) 初秋 季語と歳時記 【解説】 家具財として広く植えられる落葉高木。初夏に紫色の花を開き、秋に尖った卵形の実を結ぶ。その実は十月頃熟し、二つに裂け、翼のある種子を多数散らす。 【科学的見解】 キリは、キリ科の落葉高木で、材質が有用であるため全国的に栽培されている。原産地は不明とのことである。キリは筒状の大きな花をつけ、その後心形の果実を形成する。果実は乾燥すると先端から裂開し、翼を持つ小さな種を風により散布する。(藤吉正明記)