【子季語】
浅葱/糸葱/千本分葱/せんぶき/あさづき
【解説】
ユリ科の多年草で各地の山野に自生する。古くから野菜として栽培されてきた。根はらっきょうのような鱗茎をもち、葱に似た細い薄緑色の葉をだす。汁の実を始めとして、青饅、酢味噌和えなどに用いられる。
【科学的見解】
アサツキは、北海道から四国に分布する日本原産の野菜である。アサツキには、様々な変種が存在し、エゾネギ、ヒメエゾネギ、シブツアサツキ、シロウマアサツキ、イズアサツキなどがある。アサツキは、ニラ、ギョウジャニンニク、ノビル、ヤマラッキョウなどとともにネギ属に分類されている。(藤吉正明記)