青挿(あおざし/あをざし) 初夏
【解説】
炒った青麦の穂を臼でひいて粘りを出し、よって糸状にした菓子。『枕草子』に見えるのが初出で、芭蕉の句にもある。昭和に入ってからも東京・奥多摩で作られていたが、今では幻の菓子といえよう。
【例句】
青ざしや草餅の穂に出でつらん
芭蕉「虚栗」
青さしや清少納言有りてより
正岡子規「寒山落木」
【解説】
炒った青麦の穂を臼でひいて粘りを出し、よって糸状にした菓子。『枕草子』に見えるのが初出で、芭蕉の句にもある。昭和に入ってからも東京・奥多摩で作られていたが、今では幻の菓子といえよう。
【例句】
青ざしや草餅の穂に出でつらん
芭蕉「虚栗」
青さしや清少納言有りてより
正岡子規「寒山落木」