海芋(かいう) 初夏
【子季語】
和蘭海芋/カラー
【解説】
サトイモ科の水辺を好む宿根草。南アフリカ原産。日本には江戸末期にオランダから渡来した。花は中心部の棒状のもので、それ を白、ピンク、黄色のメガホン状の苞が包む。ワイシャツや修道 女の襟(Collar)似ているところから「カラー」と呼ばれ、里芋に似た形から日本では海芋と呼ばれる。
【科学的見解】
カイウの標準和名は、オランダカイウであり、一般的にはカラーと呼ばれている。南アフリカ原産の本種は、サトイモ科の多年草であり、江戸時代にオランダから導入されている。葉は根生し、花は仏炎苞に囲まれた黄色の肉穂花序を形成する。一般的には、切花として活用されている。(藤吉正明記)