積塔会(しゃくとうえ/しやくたふゑ) 仲春
【子季語】
石塔会/石塔/積塔/座頭積塔
【解説】
陰暦二月十六日、京都市高倉綾小路にあった清聚庵で、盲人の守護神雨夜皇子を祀った行事。当日、勾当が四条河原で石を積んで塔を組み、皇子の冥福を祈ったのでこういう。皇子は光孝天皇の弟で盲目の人康親王というが、定かでない。現在は途絶えている。
【例句】
積塔や古風伝へし膝と膝
嘯山「葎亭句集」
積塔や下駄でふまるるつぼ菫
東以「俳諧猿舞師」
石を積む雨夜の御子の為とかや
松瀬青々「松苗」
【子季語】
石塔会/石塔/積塔/座頭積塔
【解説】
陰暦二月十六日、京都市高倉綾小路にあった清聚庵で、盲人の守護神雨夜皇子を祀った行事。当日、勾当が四条河原で石を積んで塔を組み、皇子の冥福を祈ったのでこういう。皇子は光孝天皇の弟で盲目の人康親王というが、定かでない。現在は途絶えている。
【例句】
積塔や古風伝へし膝と膝
嘯山「葎亭句集」
積塔や下駄でふまるるつぼ菫
東以「俳諧猿舞師」
石を積む雨夜の御子の為とかや
松瀬青々「松苗」