掛鯛(かけだい/かけだひ) 新年
【子季語】
懸鯛/にらみ鯛/包尾の鯛
【解説】
正月の祝いに二匹の小鯛を腹を合わせて藁で結び、神棚や竈の上に掛ける風習。六月朔日に下ろし、汁や膾にして食すことで邪気を祓うとされた。
【例句】
歯朶の葉に見よ包尾の鯛のそり
耕雪「続猿蓑」
懸鯛や相かわらずに向ひあふ
千尺「新類題発句集」
掛鯛やけふは波に似たる物なし
尚伯「孤松」
掛鯛の眼に煤たまる日数かな
安藤橡面坊「深山柴」
掛鯛の影や柄杓ささら波
尾崎紅葉「紅葉句集」
【子季語】
懸鯛/にらみ鯛/包尾の鯛
【解説】
正月の祝いに二匹の小鯛を腹を合わせて藁で結び、神棚や竈の上に掛ける風習。六月朔日に下ろし、汁や膾にして食すことで邪気を祓うとされた。
【例句】
歯朶の葉に見よ包尾の鯛のそり
耕雪「続猿蓑」
懸鯛や相かわらずに向ひあふ
千尺「新類題発句集」
掛鯛やけふは波に似たる物なし
尚伯「孤松」
掛鯛の眼に煤たまる日数かな
安藤橡面坊「深山柴」
掛鯛の影や柄杓ささら波
尾崎紅葉「紅葉句集」