地虫穴を出づ(じむしあなをいづ/ぢむしあなをいづ) 仲春
【子季語】
地虫出づ/地虫穴を出る
【解説】
地虫とは狭義には甲虫類のカブトムシやコガネムシ等の幼虫であり、広義には蛇や蛙なども含まれる。この地虫が、春先の温かさに誘われたかの如く、地上へ出てくることをいう。
地虫穴を出るやてるてる椿の葉
室積徂春「ゆく春」
己が影を慕うて這へる地虫かな
村上鬼城「定本鬼城句集」
東山はればれとあり地虫出づ
日野草城「青芝」
【子季語】
地虫出づ/地虫穴を出る
【解説】
地虫とは狭義には甲虫類のカブトムシやコガネムシ等の幼虫であり、広義には蛇や蛙なども含まれる。この地虫が、春先の温かさに誘われたかの如く、地上へ出てくることをいう。
地虫穴を出るやてるてる椿の葉
室積徂春「ゆく春」
己が影を慕うて這へる地虫かな
村上鬼城「定本鬼城句集」
東山はればれとあり地虫出づ
日野草城「青芝」