柳鮠(やなぎはえ) 三春 季語と歳時記 【子季語】 鮠/はや 【解説】 特定の魚の名ではない。うぐい又は、おいかわ、やまべ等の淡水魚のこと。姿が柳の葉に似ていることから、ないしは柳の葉が生える頃に、よく捕れ始めることから柳鮠と言われるようになった。 【例句】 春の水に秋の木の葉を柳鮠 嵐雪「其袋」 もやひすて沈める舟や柳鮠 寒川鼠骨「阿迦雲」 柳鮠吉野の女鬻ぎけり 岡本癖三酔「癖三酔句集」 水門に少年の日の柳鮠 川端茅舎「川端茅舎句集」