初虹
はつにじ
晩春
春の虹
虹だけだと夏の季語だが、初虹となると春初めて立つ虹のこと。 七十二候の清明のころに「虹初めてあらわる」の一候があり、そ れと対応する。太陽の光が弱いころの虹であり、淡くはかない感 じがある。
初虹もわかば盛りやしなの山
一茶「九番日記」
青苔や膝の上まで春の虹
一茶「七番日記」
初虹や帆あしの遅きのぼり舟
塩原井月「井月全集」
初虹や岳陽楼に登る人
尾崎紅葉「紅葉句帖」
初虹や東近江の田中道
松瀬青々「妻木」
はつにじ
晩春
春の虹
虹だけだと夏の季語だが、初虹となると春初めて立つ虹のこと。 七十二候の清明のころに「虹初めてあらわる」の一候があり、そ れと対応する。太陽の光が弱いころの虹であり、淡くはかない感 じがある。
初虹もわかば盛りやしなの山
一茶「九番日記」
青苔や膝の上まで春の虹
一茶「七番日記」
初虹や帆あしの遅きのぼり舟
塩原井月「井月全集」
初虹や岳陽楼に登る人
尾崎紅葉「紅葉句帖」
初虹や東近江の田中道
松瀬青々「妻木」