穴子(あなご) 三夏

【子季語】
真穴子、銀穴子、穴子釣、焼穴子、穴子鮓
【解説】
ウナギに似た海洋魚。眼も鱗もヒレもなくぬるぬるしている。産卵期の夏によく獲れ、天ぷらや穴子鮓などに利用される。味はウナギよりも淡白である。
【実証的見解】
ウナギ目アナゴ科の魚の総称。ウナギによく似た海水魚であるがウナギと違い鱗がない。成魚の全長は三十センチほどから一メートルをこえるものまである。昼は海底の穴や岩間などに潜み、夜、泳ぎだして小魚や貝などを捕食する。海中の浮遊卵から生まれた稚魚は透明で浮遊しながら成長する。穴子の仔魚は「ノレソレ」といって食すと美味。穴の中で生活している魚なので穴子という和名をもつ。

*

夜の底の藻屑の穴子釣られけり 
松田季風 「新渋柿句集」

穴子裂く大吟醸は冷やしあり
長谷川櫂 「果実」

コメントは受け付けていません。