摘草(つみくさ) 三春

tumikusa【子季語】
草摘む、蓬摘む、蓬籠、土筆摘む、芹摘む
【解説】
野原に出て、嫁菜、蓬、土筆、蒲公英、げんげ、芹などをを摘むこと。摘んだ草は生のまま、あるいは煮て食べたり、薬味などに用いる。
【来歴】
『俳諧曲尺』(明和87年、1771年)に所出。
【文学での言及】
籠(こ)もよ み籠持ち 掘串(ふくし)もよ み掘串持ち この丘に 菜摘(なつ)ます子 家告(の)らせ 名告らさね そらみつ 大和の國は おしなべて われこそ居(を)れ しきなべてわれこそ座(ま)せ われこそは 告らめ 家をも名をも 雄略天皇『万葉集』

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摘草やよそにも見ゆる母娘
太祇 「太祇句選」

寝転んで若草摘める日南かな
一茶 「寛政句帖」

二人ゐてよそよそしさよ芹摘めり
松本たかし 「たかし句集」

摘草や三寸程の天王寺
正岡子規 「子規句集」

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