蓬(よもぎ) 三春

【子季語】
餅草、も草、やき草、さしも草、蓬生、蓬萌ゆ
【解説】
キク科の多年草。春の柔らかい葉は香りが高く、餅に搗きこめば草餅となる。丈が伸びたものは艾(もぐさ)の材料となる。
【科学的見解】
蓬(ヨモギ)は、在来の植物であり、野原や山地などにごく普通に見られる植物である。蓬は、昔から食用や薬用として活用されてきた馴染みの深い植物である。近縁の種としては、オオヨモギ、オトコヨモギ、カワラヨモギ、ヒトツバヨモギなどがある。(藤吉正明記)
* 

裏門の寺に逢着す蓬かな
蕪村 「蕪村句集」

餅になる蓬や麻の手もからず
也有 「羅葉集」

枯草の中の蓬のみどりかな
初子 「羅葉集」

吹くからにひれふす風の蓬摘む
川端茅舎 「川端茅舎句集」

コメントは受け付けていません。