青田(あおた、あをた) 晩夏

【子季語】
青田面、青田風、青田波、青田道、青田時
【解説】
稲が成長し青々とした田になること。田は、植田から青田へ変わるのに一月も要しない。七月に入ると稲はさらにその丈を増し、青い穂がいっせいに風になびく。

*

松風を中に青田の戦ぎかな
丈草 「丈草発句集」

なつかしき津守も遠き青田かな
蕪村 「落日庵句集」

むら雨の離宮を過ぐる青田かな
召波 「春泥発句集」

山々を低く覚ゆる青田かな
蕪村 「落日庵句集」

菜の花の黄なる昔を青田かな
蕪村 「落日庵句集」

傘さしてふかれに出し青田かな
白雄 「白雄句集」

涼風や青田の上に雲の影
許六 「韵塞」

松二つ京へのぼる青田かな
長谷川櫂 「松島」

コメントは受け付けていません。