稲雀(いなすずめ) 三秋

【子季語】
秋雀
【関連季語】
案山子
【解説】
稲が実る頃、群れをなしてついばみにやってくる雀をいう。農家にとっては頭痛の種。
【来歴】
芭蕉の「稲雀茶の木畠や逃げどころ」の句が「季の詞」として詠まれた最初といわれる。

*

稲雀茶の木畠や逃げどころ
芭蕉 「西の雲」

なき出して米こぼしけりいな雀
智月 「有磯海」

蛤蜊の姿も見えず稲すゞめ
李由 「韻塞」

稲雀稲を追はれて唐秬へ
正岡子規 「獺祭句帖」

稲雀ぐわらんぐわらんと銅羅が鳴る
村上鬼城 「鬼城句集」

コメントは受け付けていません。