芭蕉忌(ばしょうき、ばせうき)

初冬
【子季語】
翁忌、桃青忌、時雨忌、芭蕉会、翁の日
【解説】
松尾芭蕉の忌日。元禄七年陰暦十月十二日その生涯を閉じた。旅を愛し、俳諧を芸術にまで高めたひと。遺言により近江膳所の義仲寺に葬られた。 

*

ばせを忌に薄茶手向る寒さ哉
樗良 「樗良発句集」

障子まで来る蠅もあり翁の日
暁台 「暁台句集」

ばせを忌や飯をゆかりの茶に染ん
蓼太 「蓼太句集」

はせを忌と申すもたつた一人かな
一茶 「文政八年句帖」

芭蕉忌や弟子のはしなる二聾者
村上鬼城 「定本鬼城句集」

時雨忌の人居る窓のあかりかな
前田普羅 「普羅句集」

去来ここに丈草そこに翁の忌
長谷川櫂 「新年」

コメントは受け付けていません。