寒雀(かんすずめ)晩冬

kansuzume【子季語】
冬雀、凍雀、ふくら雀
【解説】
雀は、田に餌がなくなる冬季は、人家近くに餌を求めて集まるので親しみやすい。本来は食鳥としての雀を寒雀と呼んだ。近年では食味としてよりもその愛らしさを読む句が多い。

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脇へ行くな鬼が見るぞよ寒雀
一茶 「八番日記」

二羽となりて身細うしけり寒雀
臼田亜浪 「白道」

けふの糧に幸足る汝や寒雀
杉田久女 「杉田久女句集」

寒雀身を細うして闘へり
前田普羅 「普羅句集」

選句しつつ火種なくしぬ寒雀
渡辺水巴 「渡辺水巴句集」

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