第六回きごさい全国小中学生俳句大会表彰式開催!


 第六回きごさい全国小中学生俳句大会(季語と歳時記の会&日本学校研究会共同主催)の表彰式が、2017年3月5日(日)、神奈川県立文学館のホールで行われました。応募総数17,300句、参加校は100校に近づき名実ともに全国的な俳句大会に成長しました。
 司会の木原小百合先生から表彰式の開会が告げられて、小山正見大会実行委員長が挨拶。「参加されているみなさんは、約百人にひとりの確率で選に入った方々で、たいへん凄いことです。誇りに思ってください」という声に、参加者とご家族の方々から笑みがこぼれました。表彰式は、日本学校俳句研究会選の特別賞、各選者の先生の選による、佳作、入選、特選、大賞の順に名前が呼ばれ、作品の句が読み上げられ、ひとりひとり舞台に上がって、長谷川櫂季語歳代表より、直接、賞状が授与されました。
 今年の大賞は、黒川瑞生(菅生学園初等学校5年生)さんの「やわらかなサラダみたいな春の山」です。「ある晴れた春の日、私の目に飛び込んできたのはフワフワモコモコの春の山でした。山は春に芽吹いた葉や花が入り混ざり、具たくさんのにぎやかなサラダでした。生命力にあふれ、ざわめく春の山を「ドレッシングをかけて食べてみたい」そんな風に感じたとき、この俳句ができました」と作品が出来た背景を話してくれました。
 受賞のセレモニーのあと、俳句大会の選者である、小山正見先生、俳人の高田正子先生、長谷川櫂代表から、特別賞については、日本学校俳句研究会幹事長の山本新先生から、それぞれが選んだ句についての講評が行われました。会場に来ている人の作品の良さを、丁寧に解説と感想が語られました。作者はもちろんの事、同行されたご家族の方々がたいへん熱心に、選者の話に耳を傾けておられました。
 高田正子先生は「選句をしていて、今年もこの子の名前がある、という記憶に残っている名前に何人か出会います。私が今回、特選に選んだ作品「ぶらんこを引っ越す友とこぎ続け」の佐川瑚子(水戸市立柳河小学校6年生)さんの名前も4,5年前から覚えていて、その成長ぶりも感じられ、選者としてもうれいしいです。みなさんも長く俳句を続けて欲しいと思います」と激励のことばを述べられました。
 会場の最前列に手話の通訳の方がおられ、その前の席に特別賞受賞者の成塚元香(明晴学園小学部5年生)さんにステージでのやり取りを伝えていました。成塚さんの「冬紅葉手話でおしゃべり母さんと」は、白石久美子先生が授業に積極的に俳句を取り入れた成果として、特別賞に入りました。「来年も入賞できるよう、頑張ります」と白石先生が力強く宣言されました。
多くの入賞者を出した学校賞には、小学校の部=土佐市立高岡第一小学校、中学校の部=江東区立深川第七中学校が、選ばれました。
 最後は、受賞者と選者が全員ステージに上がり、記念撮影を行い、充実の表彰式は終了しました。「会場の着物姿の先生方がおられて、華やいだ表彰式にふさわしく良かったです」とは、付き添いのお父さんからの声。「子どもの俳句の説明を聞いているうちに、自分も俳句をやりたくなりました」というお母さんもいらっしゃいました。
 2017年の作品集は全68ページ、受賞作品だけでなく、予選通過作品1866句も掲載、さらに俳句づくりや俳句教育に役立つ「俳句 はじめの一歩二歩散歩」阿部郁恵、「読むと詠む」木下洋子両氏の記事が掲載されています。ご希望の方は、季語歳へ(頒価送料共500円)。
(報告=西川遊歩)

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