鰤(ぶり)三冬

buri【子季語】
寒鰤、大鰤、入道、大魚、鰤場、巻鰤
【解説】
スズキ目の海魚。全長約一メートルに達する。紡錘形でやや側扁する。背は暗青色、腹は銀白色で、中央に一本の黄色の帯が縦走する。呼び名の変わる出世魚。冬は脂がのって美味しい。漁期の初め十二月初旬の鰤は初鰤として珍重されていた。

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ひまの駒鞭うつ鰤の行衛かな
言水 「仮題露沾集」

寝て起きて鰤売る声を淋しさの果
才麿 「おくれ雙六」

ほどくとも見えねど鰤の俵縄
惟然 「おくれ馳」

鰤舟や港を囲む雪の山
長谷川櫂 「果実」

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