雪女郎(ゆきじょろう、ゆきぢよろう)晩冬

【子季語】
雪女、雪坊主、雪の精
【解説】
雪国の伝説にある雪女、雪の精のこと。幾月も雪にとざされる豪雪地方では、迫りくる闇、吹雪の夜の風の音など、いろいろな自然現象がときに幻想となって現れたりする。雪夜に人を惑わすというその美しさ、恐ろしさが今も語り継がれている。

*

あらはれて見えよ芭蕉の雪女
三圃 「そらつぶて」

かかる夜の檐にや忍ぶ雪女郎
臼田亜浪 「定本亜浪句集」

雪女郎おそろし父の恋恐ろし
中村草田男 「火の島」

すいときて眉のなかりし雪女郎
森澄雄 「游方」

雪女郎雪間の水の音となり
長谷川櫂 「古志」

コメントは受け付けていません。