円座(えんざ、ゑんざ)三夏

【解説】
輪になって座ることを車座または円座というが、季語の世界では 渦巻状に丸く平らに編んだ敷物のこと。藁、藺草「いぐさ」、菅 「すげ」など、植物の茎葉を材料とする。縁側や板の間に敷く。 素朴な肌触りが心地よい。暑さをしのぐための古来からの知恵の 一つである。

*

君来ねば円座さみしくしまひけり
村上鬼城 「鬼城句集」

縁端に放りおこしたる円座かな
松本たかし 「松本たかし句集」

青干の葭もて編みし円座かな
長谷川櫂 「果実」

コメントは受け付けていません。