馬酔木の花(あせびのはな)晩春

【子季語】
あしびのはな、あせび、あしび、あせぼ、花馬酔木
【解説】
ツツジ科の常緑低木。日当たりの良い山地に自生するが、庭木と しても植えられる。有毒で馬がこの葉を食べると酔ったようにな るという。三~五月頃白い壺状の花が房になって枝先に垂れ下が る。花は紅色のものもある。
【科学的見解】
馬酔木(アセビ)は、本州から九州に分布し、山地の岩の多い風衝地やアカマツ林内などに生育する。近縁種としては、リュウキュウアセビが存在し、沖縄島の渓谷の岩場に生える。(藤吉正明記)

水温む奈良はあせぼの花盛り
原石鼎 「花影」

旅かなし馬酔木の雨にはぐれ鹿
杉田久女 「杉田久女句集」

春日野や夕づけるみな花馬酔木
日野草城 「青芝」

はしり咲く馬酔木の花の壺のしろ
五十崎古郷 「古郷句集」

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