八手の花(やつでのはな)初冬

【子季語】
花八手、天狗の羽団扇
【解説】
ウコギ科の常緑低木。暖地に自生するが、庭木としても植えられる。初冬、小さくて細かい黄白色の花を鞠状にたくさんつける。一見地味な花だが天狗の団扇のような葉ともあいまって、力強さも感じられる。
【科学的見解】
八手(ヤツデ)は、本州(茨城以南)から九州(南部)の海岸近くの林内に自生する耐陰性の常緑低木である。初冬に開花し、ハエやアブの仲間に受粉を頼っている。(藤吉正明記)

たくましく八手は花に成にけり
尚白 「孤松」

花咲いて不調法なる八手かな
三津人 「発句題叢」

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