炉開(ろびらき)初冬

【子季語】
囲炉裡開く
【解説】
冬になってはじめて炉を使うこと。茶道では風炉の名残の茶会のあと、陰暦十月初旬の亥の日を選び風炉を閉じて炉を開く。

*

炉開きや左官老いゆく鬢の霜
芭蕉 「韻塞」

炉開きやまだ新宅のみなと紙
許六 「俳諧曾我」

炉びらきや雪中庵の霰酒
蕪村 「蕪村句集」

炉開に一日雇ふ大工かな
正岡子規 「子規句集」

名聞をうとみて大炉開きけり
日野草城 「花氷」

炉開けば遥かに春意あるに似たり
松本たかし 「野守」

炉開いて人を讃へん心かな
原石鼎 「原石鼎全集」

炉開いて幽かに更けて住む心
原石鼎 「原石鼎全集」

コメントは受け付けていません。