初秋(はつあき)初秋

【子季語】
新秋、孟秋、早秋、秋浅し、秋初め、秋口
【解説】
秋の初めの頃のこと。暑さはまだ厳しくとも僅かながらも秋の気配を感ずるころ。

*

初秋や海も青田の一みどり
芭蕉 「千鳥掛」

初秋や畳みながらの蚊屋の夜着
芭蕉 「酉の雲」

初秋や耳かきけづる朝ぼらけ
鬼貫 「七草」

初秋や浴みしあとの気のゆるみ
太祇 「句稿」

初秋や余所の灯見ゆる宵のほど
蕪村 「蕪村句集」

初秋の蝗つかめば柔らかき
芥川龍之介 「澄江堂句集」

湖を前に関所の秋早し 
夏目漱石 「漱石俳句集」

乾坤に水打つ秋の初めかな
長谷川櫂 「虚空」

コメントは受け付けていません。