草の市(くさのいち)初秋

【子季語】
草市、盆市、盆の市、手向の市、蓮の葉売、麻殻売、真菰売、灯籠売
【解説】
盆の行事に用いる蓮の葉、真菰筵、茄子、鬼灯、燈籠、土器などを売る市のこと。昔は十二日の夜から翌朝にかけて立った。

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草市や柳の下の灯籠店
正岡子規 「春夏秋冬」

売れ残るもの露けしや草の市
正岡子規 「寒山落木」

草市の草の匂や広小路
正岡子規 「俳句稿」

草買うて人ちりぢりや露の中
松瀬青々 「妻木」

草市のあとかたもなき月夜かな
渡辺水巴 「水巴句集」

六道の辻の賑ひ草の市
長谷川櫂 「蓬莱」

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