蛍籠(ほたるかご)仲夏

【解説】
木や竹などの枠に荒い目の布や細かな金属の網を張って作られた籠で、蛍を入れ飼育したり鑑賞したりする。蛍草などをいれ、軒や庭木に吊るして楽しんだ。

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蛍籠惟光是へ召れけり
一茶「八番日記」

水くれて夕かげ待つや蛍籠
井上井月「井月俳句総覧」

蛍籠微風の枝にかゝりけり
尾崎紅葉「紅葉句帳」

くらがりに釣して円き蛍籠
鈴木花蓑「鈴木花蓑句集」

ほたる籠新宿風の真夜となる
石橋秀野「桜濃く」

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