御影供(みえいく)仲春

【子季語】
みえく、御影講、空海忌、正御影供、御衣替、御衣井、三弘法詣、弘法忌、高雄山女詣
【解説】
真言宗で、空海入定の日に営む法要。京都東寺では、毎月二十一日を御影供四月二十一日を正御影供とする。境内に弘法市が立ち、京都人は「弘法さん」と呼んで親しむ。昔は、御室詣・三弘法「東寺、仁和寺、神光寺」詣・高雄山女人詣等の風習があった。

*

御影供や人に埋もるる壬生朱雀
太祇「題林集」

御影供やひとの問よる守敏塚
太祇「太祇句選」

北面の御堂かしこし御影供
召波「春泥発句集」

島原やどつと御影供のこぼれ人
一茶「八番日記」

絹脚胖高雄へまゐる女かな
孤松「新派句選」

御影供やさらぬ小寺の花も見る
松瀬青々「妻木」

山吹の黄金(くがね)とみどり空海忌
森澄雄 「空艪」

コメントは受け付けていません。