春の夢

はるのゆめ
三春

春の眠りにみる夢のこと。夢は春夏秋冬いつでも見るけれど、とくに春の夢は儚きもの譬えとして、古来、歌に詠まれ、物語に語られてきた。「ただ春の夜の夢の如し」などのように。

春の夢気の違はぬが恨めしい
来山 「古選」

わが旅もいく夜か寝つる春の夢
蝶夢 「裏富士紀行」

鳥と飛び蝶と狂ひぬ春の夢
五蓬 「さきつる」

葱抜くや春の不思議な夢のあと
飯田龍太「今昔」

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