『こども歳時記』またまた重版決まりました。

2014年3月の発売以来、毎年版を重ねている長谷川櫂監修『大人も読みたい こども歳時記』(小学館)の6刷が決まりました。「日本学校俳句研究会」の先生方と「きごさい」メンバーが解説を担当した季語には全てカラー写真が付き、古今の名句と子供の秀句が例句として取り上げられている画期的な一冊。子供はもちろん、大人にもぜひ使っていただきたい本格的な歳時記です。

7月30日、きごさい+は河合伸志さんの「ばらの話」

7月30日は河合伸志さんのバラのお話
第11回「きごさい+」は、イングリッシュガーデン スーパーバイザーでNHK「趣味の園芸」の解説などでもご活躍中の河合伸志さんの講座です。

日 時:2017年7月30日(日)13:30〜16:30(13:10 開場)
    13:30~14:30 講座
    14:45~16:30 句会
    14:45 投句締切当(季雑詠5句)
会 場:神奈川近代文学館・中会議室(横浜市、港の見える丘公園)〒231-0862 横浜市中区山手町100(みなとみらい線「元町・中華街駅」6番出口から徒歩10分)TEL045-622-6666 http://www.kanabun.or.jp/guidance/access/

演 題:ばらの歴史と楽しみ方
講 師:河合伸志(かわいたかし)育種家、イングリッシュガーデン スーパーバイザー
プロフィール:千葉大学大学院園芸学研究科卒業。大手育種会社の研究員としてバラの新品種のなどの育種や育成に携わったのち、独立して庭園のプランニングやデザインを手がける。現在は、横浜イングリッシュガーデンのスーパーバイザーとして園内のデザインディエレクションを行うかたわら、全国のバラ園などでの育成診断、植栽プランニング、デザインに携わることも多い。
講師から:私が若くして知った植物の力をより多く人々に伝えていく事は、人生において私のするべきことの一つではないかと考え、その一環として今日までいくつかの品種を世に送り出し、それらを用いていくつかの庭園をデザインしてきました。講座ではバラのたどってきた歴史や庭で楽しむためのアイデアをお話したいと思います。

句 会:当季雑詠5句(選者=河合伸志、長谷川櫂)句会の参加は自由です。
参加費:きごさい正会員1,000円、非会員2,000円

申し込み:きごさいホームページの申し込み欄から、あるいはきごさい事務局に電話、ファクシミリでお申し込みください。申し込みなしの当日参加もできます。TEL&FAX0256-64-8333

「桜の菓子の魅力」 第10回きごさい+ 報告

3月18日(土)に、第10回「きごさい+」が神奈川近代文学館で開催されました。
講師は虎屋文庫の専門職、虎屋取締役の中山圭子さん。
テーマは昨年の「梅の菓子の魅力」に続く和菓子シリーズ第二弾「桜の和菓子」です。

菓子の歴史は木の実や果物にはじまり、古来ある餅や団子に外来食物が影響を与えて様々な和菓子が作られるようになりました。遣唐使により唐菓子、鎌倉~室町時代に中国に留学した禅僧により点心(羊羹・饅頭など)、戦国~江戸時代初期には南蛮菓子(金平糖・カステラなど)がもたらされました。江戸時代に砂糖の流通量が増え、商品経済の発展により和菓子は大成します。

和菓子の意匠は、詩歌・名所・謡曲・古典文学と関連が深く、吉祥的意味や季節感が反映されています。元禄6年(1693年)刊『男重宝記』には、自然風物をイメージした様々な意匠が紹介されています。桜は意匠化しやすい姿かたちで集合体としての美しさがあり、花の代表です。桜をかたどった落雁の銘には、花見車・花筏・桜川などがあり、その木型の素材は山桜でした。

現在、木型職人は全国に5名ほどしかいないのではとのことでした。デザインものは機械でも出来ますが、絵画的な曲線などは、心を込めた職人さんの手によるものが味わい深いとのこと。菓子店の廃業などで使われなくなった木型は、地元の資料館などで大事にするのがいいと提言されました。また、大阪日本民芸館で「菓子木型の世界」が7月17日まで開催されるというお知らせがありました。ぜひ行きたいと思います。

今回は、中山さんのお話を楽しんだあと虎屋の桜の和菓子を味わいました。一番人気は桜餅でした。桜餅の生地には小麦粉と道明寺がありますが、歴史が古いのは小麦粉を使ったものだそうです。桜の葉も一緒に食べると風味が増します。さて、私がいただいた和菓子の銘は「手折桜」。濃い紅色の桜が華やかです。白隠元ではなく白小豆が使われていて紅花色素で色付けされています。まさに五感で楽しむ和菓子です。優しい上品な味でした。後ろの席の方が、「もともと美味しい和菓子だけれど中山さんのお話を聞いて食べるとさらに美味しいわ。」と言われたので思わず振り向いて「同感です!」と言いました。

中山圭子さんは学生時代から和菓子の研究をされていて、博識なのはもちろんですが実に楽しそうに語られるのです。「一生遊べるものを見つけた。」と言われたのがとても印象的でした。見つけた一生遊べるものが、和菓子という中山圭子さんと俳句という長谷川櫂さんの対談も楽しくてあっという間に時間が過ぎました。
また来年、季節を変えて中山圭子さんの和菓子のお話が聞けるようなので楽しみです。
(木下洋子記)

<句会報告  選者=中山圭子 長谷川櫂>
◆ 中山圭子 選
特選
花びらのやすらふ木型山桜      大場梅子
移ろへる時のひとひら桜餅      井上じろ

入選
ひといろの紅にはあらず桜菓子    澤田美那子
あはあはと雲のまにまに桜かな    趙栄順
和菓子にも山河ありけり春の風    藤英樹
虹色の地球を入れてしやぼん玉    上村幸三

◆ 長谷川櫂 選
特選
この店の一番人気桜餅        大平佳余子
黒文字も懐紙も桜明かりかな     葛西美津子
遅れきて食べ損ねたり桜餅      伊藤涼子
大口を開けていただく桜餅      山本孝予
はや塵となりにし手折桜かな     葛西美津子
虎屋いま桜の和菓子次々と      西川遊歩
龍天に咥へて去んぬ桜餅       上村幸三
打ち出して花満開や桜川       飛岡光枝
門前に飴引きのばす花の昼      飛岡光枝
乾坤の花を写して菓子ひとつ     澤田美那子
ほろほろとかすみとけゆくごとき菓子 趙栄順
西行にひとつ捧げんさくら餅     鈴木伊豆山
花びらや大阪のひとなつかしく    葛西美津子

入選
四季のある国のほまれや桜餅     小早川東子
葉の香るこれぞ隅田の桜餅      大平佳余子
さくら餅の香りみちたる講座室    樫根勝子
さまざまな銘も楽しや桜菓子     金澤道子
差し入れや井籠ぎつしり桜餅     西川遊歩
ふるさとの桜の葉もて桜餅      山本孝予
安産の腹帯に列桃の花        樫根勝子
移ろへる時のひとひら桜餅      井上じろ
黒文字の香をはじめによもぎもち   福島光加
元禄の春のおごりや桜餅       飛岡光枝
草餅の心平和の心かな        藤英樹
漬けられて花のかをりの桜の葉    趙栄順
中日すぎ楽屋に届く桜餅       木下洋子
井籠の一段目には桜菓子       大平佳余子
昔見し雛は変はらず友の家      中山圭子
うら若き微熱ありけり桜餅      井上じろ
けふの色おもかげにして桜餅     井上じろ

◆ 選者の一句
昔見し雛は変はらず友の家      中山圭子
井籠の虎躍り出よ桜餅        長谷川櫂 続きを読む

『歳時記学』第9号が出ました。

今回の特集は薔薇の迷宮です。講読をきぼうされる方は、右サイドの「きごさいショップ」からお申し込みください。

私か思うバラに関する不思議なこと  河合伸志
薔薇の品種改良の歴史  藤吉正明
詩のなかに咲く薔薇-名詩ハイライト  渡辺竜樹編
薔薇の来た道  鬼川こまち

第六回きごさい全国小中学生俳句大会表彰式開催!


 第六回きごさい全国小中学生俳句大会(季語と歳時記の会&日本学校研究会共同主催)の表彰式が、2017年3月5日(日)、神奈川県立文学館のホールで行われました。応募総数17,300句、参加校は100校に近づき名実ともに全国的な俳句大会に成長しました。
 司会の木原小百合先生から表彰式の開会が告げられて、小山正見大会実行委員長が挨拶。「参加されているみなさんは、約百人にひとりの確率で選に入った方々で、たいへん凄いことです。誇りに思ってください」という声に、参加者とご家族の方々から笑みがこぼれました。表彰式は、日本学校俳句研究会選の特別賞、各選者の先生の選による、佳作、入選、特選、大賞の順に名前が呼ばれ、作品の句が読み上げられ、ひとりひとり舞台に上がって、長谷川櫂季語歳代表より、直接、賞状が授与されました。
 今年の大賞は、黒川瑞生(菅生学園初等学校5年生)さんの「やわらかなサラダみたいな春の山」です。「ある晴れた春の日、私の目に飛び込んできたのはフワフワモコモコの春の山でした。山は春に芽吹いた葉や花が入り混ざり、具たくさんのにぎやかなサラダでした。生命力にあふれ、ざわめく春の山を「ドレッシングをかけて食べてみたい」そんな風に感じたとき、この俳句ができました」と作品が出来た背景を話してくれました。
 受賞のセレモニーのあと、俳句大会の選者である、小山正見先生、俳人の高田正子先生、長谷川櫂代表から、特別賞については、日本学校俳句研究会幹事長の山本新先生から、それぞれが選んだ句についての講評が行われました。会場に来ている人の作品の良さを、丁寧に解説と感想が語られました。作者はもちろんの事、同行されたご家族の方々がたいへん熱心に、選者の話に耳を傾けておられました。
 高田正子先生は「選句をしていて、今年もこの子の名前がある、という記憶に残っている名前に何人か出会います。私が今回、特選に選んだ作品「ぶらんこを引っ越す友とこぎ続け」の佐川瑚子(水戸市立柳河小学校6年生)さんの名前も4,5年前から覚えていて、その成長ぶりも感じられ、選者としてもうれいしいです。みなさんも長く俳句を続けて欲しいと思います」と激励のことばを述べられました。
 会場の最前列に手話の通訳の方がおられ、その前の席に特別賞受賞者の成塚元香(明晴学園小学部5年生)さんにステージでのやり取りを伝えていました。成塚さんの「冬紅葉手話でおしゃべり母さんと」は、白石久美子先生が授業に積極的に俳句を取り入れた成果として、特別賞に入りました。「来年も入賞できるよう、頑張ります」と白石先生が力強く宣言されました。
多くの入賞者を出した学校賞には、小学校の部=土佐市立高岡第一小学校、中学校の部=江東区立深川第七中学校が、選ばれました。
 最後は、受賞者と選者が全員ステージに上がり、記念撮影を行い、充実の表彰式は終了しました。「会場の着物姿の先生方がおられて、華やいだ表彰式にふさわしく良かったです」とは、付き添いのお父さんからの声。「子どもの俳句の説明を聞いているうちに、自分も俳句をやりたくなりました」というお母さんもいらっしゃいました。
 2017年の作品集は全68ページ、受賞作品だけでなく、予選通過作品1866句も掲載、さらに俳句づくりや俳句教育に役立つ「俳句 はじめの一歩二歩散歩」阿部郁恵、「読むと詠む」木下洋子両氏の記事が掲載されています。ご希望の方は、季語歳へ(頒価送料共500円)。
(報告=西川遊歩)

第6回「きごさい全国小中学生俳句大会」大賞は黒川瑞生さん

【大賞】
やわらかなサラダみたいな春の山  菅生学園初等学校  小5  黒川瑞生

【学校賞】
小学校の部  土佐市立高岡第一小学校

中学校の部  江東区立深川第七中学校


小山 正見 選
【特選】
千歳あめ割って千年半分こ  江東区立第二砂町小学校  小6  渡辺菜々美
山積みの課題セイタカアワダチソウ  江東区立香取小学校  小6  板垣沙樹
ねんがじょうまちきれなくてかいちゃった  江東区立越中島小学校  小2  野田理桜
やわらかなサラダみたいな春の山  菅生学園初等学校  小5  黒川瑞生
せみがなく工事げんばもまけてない  土佐市立高岡第一小学校  小5  森岡胡乃華
【入選】
バスが来てICカードがなくて冬  足立区立中川北小学校  小6  松平彩花
せんぷうき何を言っても首をふる  多摩市立多摩第一小学校  小6  佐野愛莉
男だけただたださわぐ祭りかな  大牟田学園大牟田中学校   中3  高森雅暉
雪がふるつもらなくてもいいんだよ  江東区立第七砂町小学校  小5  平井陸登
友達とみのむしになりだまりこむ  江東区立深川第三中学校  中1  加藤穂乃佳
秋の朝校長先生ハイタッチ  江東区豊洲西小学校  小4  長谷川玲弥
雪だるまつくってこわして遊ぶのさ  江東区立越中島小学校  小6  時松慧
秋刀魚食ふはらわたいつでも父が食ふ  江東区立深川第七中学校  中3  石田琴子
ぷかぷかと青空を見る着衣泳  墨田区小梅小学校  小5  泉水悠吾
ナイターは終わってからも盛り上がる  練馬区立光が丘第一中学校  中3  中島隆太
海の上パズルのようないわし雲  江東区立第一亀戸小学校  小5  神谷蘭
台風だ宿題するしかないみたい  新宿区立牛込第二中学校  中2  濵中英太郎
ブリッジの反り方競う枯葉たち  南九州市立大丸小学校  小5  大村波音
性格がつかみきれないところてん  品川区立後地小学校  小5  髙島絃士朗
冬の空個人的にはお気に入り  菅生高等学校中等部  中2  ミルワード斗武
【佳作】
しゃべるたびまほうみたいな白い息  江戸川区立篠崎小学校  小5  吉野優希
かげおくり私に出会う冬の空  江東区立越中島小学校  小4  大西愛桜
光る汗それが私のネックレス  聖マリア学園  中3  仲日菜子
いにしえの時代と同じ風薫る  お茶の水女子大学付属中学校  中2  松浦茉生
風が来て身構えをして咳ひとつ  江戸川区立篠崎小学校  小5  高橋円蔵
ぼくなりのがんばりあきのはっぴょうかい  富山県高岡市伏木小学校  小1  片田晴麻
雨上がりにじで作ったすべりだい  江東区立有明小学校  小3  佐藤璃奈
春風に絵の具をのせて描く虹  品川区立品川学園  小6  石田玲之
やれはすやなかなかできぬさかあがり  江戸川区立東小松川小学校  小3  藤野陽真里
秋なすびみそをからめて母の味  大分市立明治小学校  小5  津末蒼空
勇気出しこたつから出るまたもどる  江東区立第七砂町小学校  小6  飯田朋海
ちきゅうより大きくなりそうしゃぼんだま  土佐市立高岡第一小学校  小2  濵口志茉
サーカスのピエロみたいなねこじゃらし  江東区立八名川小学校  小4  佐伯朋海
ドンと鳴るたいこがわりの花火かな  江東区立八名川小学校  小6  滝浪陽香
ひるやすみおちば百までかぞえたよ  高岡市伏木小学校  小1  浅井海翔
後ろからおそってきそう入道雲  江東区立有明小学校  小3  直江美岬
かわいそうだけどぼくたちさんまくう  足立区立扇小学校  小3  今井大斗
冬の日の街なみゆっくり白になる  菅生高等学校中等部  中3  加山慶仁
じゃんだらりん春から私も三河弁  江東区立浅間堅川小学校  小5  朽名里彩
フラミンゴ片足立ちで日向ぼこ  江東区立東砂小学校  小6  村上大


高田 正子 選
【特選】
草原にかげが広がるいわし雲  六ケ所村立尾駮小学校  小5  中村和真
母さんの誕生祝い小鳥来る  江東区立第二大島中学校  中2  井上沙宮良
夏休みたたみのにおいかいでいる  大分市立明治小学校  小5  長岡美波
春風に絵の具をのせて描く虹  品川区立品川学園  小6  石田玲之
ぶらんこを引っ越す友とこぎ続け  水戸市立柳河小学校  小6  佐川瑚子
【入選】
七五三あの日なくしたお人形  江東区立臨海小学校  小5  小木曽茜
赤とんぼしっぽがもえているみたい  鳥取市立美和小学校  小1  坂本龍雅
道ばたでくすくすわらうねこじゃらし  江東区立有明小学校  小3  孫萌悦
やわらかなサラダみたいな春の山  菅生学園初等学校  小5  黒川瑞生
かまきりがバッタをぎっしりつかんだよ  江東区立第二亀戸小学校  小2  伊藤存希
白鳥の羽すき通る冬の朝  江東区立北砂小学校  小4  松﨑仁子
風鈴の音一本の線になる  品川区立後地小学校  小6  水谷碧葉
街灯やいねかり終えた一本道  千代田区立千代田小学校  小5  徳留泰斗
水たまり春風ふかれなくなった  土佐市立高岡第一小学校  小5  橋本南
つよいあめぼんやりみえただいもんじ  京都女子大学付属小学校  小1  笹野瑶貴
かざぐるままわるまわるよひがんばな  江東区立第四砂町小  小2  森脇伶亜
うえきばちぽつんと生えたねこじゃらし  江東区立有明小学校  小3  勝又凛衣
ぼくだけが一人ぼっちださむいよる  江東区立東砂小学校  小4  佐藤大輝
天高しスピードあげてモノレール  江東区豊洲西小学校  小3  新保周永
赤とんぼたいようあびてはねひかる  鳥取市立美和小学校  小1  中田豪
【佳作】
くもの上ポンポンはねるねこじゃらし  江東区立有明小学校  小3  松山旺瑞
学校のチャイムが早い秋の夕  江東区立臨海小学校  小3  菊地美羽
軍手はめ山つかむごと登山かな  お茶の水女子大学付属中学校  中2  荻田まり乃
山積みの課題セイタカアワダチソウ  江東区立香取小学校  小6  板垣沙樹
白菜が百数えてる鍋料理  足立区立中川北小学校  小6  七尾葵
ランドセルさくらの色の一年生  土佐市立高岡第一小学校  小5  北岡永遠
よこはまの花火のようなかんらん車  江東区立扇橋小学校  小6  角田高嶺
点々と灯りがともる枯れ木道  千代田区立千代田小学校  小5  徳留泰斗
駅前のコートの波にのまれてく  江東区立深川第三中学校  中1  鈴木新子香
冬きたる先生だんだんもこもこに  江東区立香取小学校  小5  澤木響
うろこ雲くっきり見えてた昼休み  江戸川区立東小松川小学校  小3  内山結
初雪をよろこぶ弟でもつもらん  江東区立東砂小学校  小4  市川月詠
窓枠の中は雪降る絵画かな  足立区立中川北小学校  小6  浦田優奈
こがらしは母のぼうしがおきにいり  江東区立東川小学校  小6  伊東美桜
来年は弟が行く七五三  江東区立香取小学校  小4  山田ゆいか
ひとつずつ炎がはじける彼岸花  江東区立第四大島小学校  小6  川名直樹
やまねむるあなぐまねむるりすねむる  江東区立第四砂町小  小3  澤田龍之介
学校のつくえといすも夏休み  江東区立越中島小学校  小3  さとうあやか
まだ波にゆれてる体海の家  品川区立後地小学校  小6  金澤彰
太陽と大ゲンカしてスイカ食べ  品川区立品川学園  小6  中野美夢


長谷川 櫂 選
【特選】
えんぴつが私を見てる夏休み  江東区立八名川小学校  小5  安部未悠
木枯らしが口笛ふいておどってる  高崎市立岩鼻小学校  小6  田口竣貴
まだ波にゆれてる体海の家  品川区立後地小学校  小6  金澤彰
たたかってきずがついてる木のみごま  江東区立第六砂町小学校  小3  船津和人
やきいもがおしくらまんじゅう火の中で  江東区立扇橋小学校  小5  池尻怜奈
【入選】
としょかんにずらりと本がならぶ秋  土佐市立高岡第一小学校  小2  片田瑛人
はるだはるむしがあたまにとまったら  江東区立有明小学校  小2  井上愛梨
あきかぜがちきゅうのまわりをはしってる  江東区立第四砂町小  小4  野田衡平
悔しさで目からこぼれる流れ星  江東区立深川第七中学校  中1  飯塚彩菜
初雪やわたしにかかった粉ざとう  江東区立第一亀戸小学校  小4  長野友珈
一歩ずつ寒くなってく通学路  美濃加茂市立西中学校  中2  松岡里音
やわらかなサラダみたいな春の山  菅生学園初等学校  小5  黒川瑞生
一年生とかけっこしてる春の風  土佐市立高岡第一小学校  小5  高橋和希
性格がつかみきれないところてん  品川区立後地小学校  小5  髙島絃士朗
おちばがねかぜのうしろでおにごっこ  恵那市立串原小学校  小1  斉藤花木
炎天下思いつめこむ一試合  江東区立深川第七中学校  中2  鈴木桃果
自分との戦い高跳び天高し  江東区立平久小学校  小6  井口流依
どんぐりは去年の帽子かぶれない  江東区立臨海小学校  小2  宇留間路花
うろこ雲くっきり見えてた昼休み  江戸川区立東小松川小学校  小3  内山結
あいけんとはじめてすごすあきがきた  足立区立中川北小学校  小4  工藤桃椛
【佳作】
風鈴の音一本の線になる  品川区立後地小学校  小6  水谷碧葉
ひまわりがたくさんならぶ夏休み  江東区立八名川小学校  小2  矢吹梨乃
ぼくだけを見つめてくれよ扇風機  大牟田学園大牟田中学校   中3  古賀望
百メートルともに走るは秋の風  江東区立平久小学校  小6  市野沢優希
春の風歩いているとついてくる  土佐市立高岡第一小学校  小5  池田夏南人
来年は弟が行く七五三  江東区立香取小学校  小4  山田ゆいか
ふうりんははやねはやおきあいさつだ  江東区立第一亀戸小学校  小2  渡部和花
だいこんよ寒さといっしょにおおきくなれ  江東区立第二亀戸小学校  小4  高木萌々香
書道家の字のごとくおどる活うなぎ  菅生学園初等学校  小5  黒川瑞生
土の中かぞくでくらすさつまいも  江東区立八名川小学校  小1  大和田脩
どんぐりがいっぱいおちて木さみしい  江東区立香取小学校  小4  横田杏依
一人きりだれをまつのか雪だるま  江東区立越中島小学校  小6  赤坂大樹
どこからかそっと近づく隙間風  江東区立深川第三中学校  中1  鷹野駿
塾長のつまらぬダジャレ息白し  江東区立深川第三中学校  中1  中田陽喜
七才の真顔の写真七五三  江東区立第二砂町小学校  小6  水島莉菜
さあくりをひろいにいこう山の中  江東区立東砂小学校  小4  保田雄亮
友達を待ってもこない冬木立  江東区立越中島小学校  小4  山本ひな
天高しスピードあげてモノレール  江東区豊洲西小学校  小3  新保周永
飼い猫がじっとみつめる秋刀魚かな  江東区東陽中学校  中2  田中珠夕
一日が大夕焼けに終わりゆく  菅生学園初等学校  小5  黒川雅弘


【学校俳句研究会が選ぶ三十句】
やわらかなサラダみたいな春の山  菅生学園初等  小5  黒川瑞生
息継ぎの数だけ見える夏の空  江東区立香取小学校  小6  水飼優斗
きんちょうをけって走った運動会  江東区立香取小学校  小6  前田海航
白菜が百数えてる鍋料理  足立区立中川北小学校  小6  七尾葵
新しいじぶんになれる四月から  足立区立鹿浜第一小学校  小5  荒木愛叶
秋の空ひこうきぐもが一をかく  江東区立扇橋小学校  小3  金井恵美
風鈴に風のあること教えられ  お茶の水女子大学付属中学校  中2  平上莉乃
風鈴の音一本の線になる  品川区立後地小学校  小6  水谷碧葉
カメラにはおさまりきらぬ緑風  お茶の水女子大学付属中学校  中2  鉄谷凛
妹と拾った落葉に顔をかく  日野市立夢が丘小学校  小5  飯塚紗梛
まだ波にゆれてる体海の家  品川区立後地小学校  小6  金澤彰
がんばるぞいぬかきでほるおいもほり  江東区立八名川小学校  小1  大石悠雅
ライオンも大きなあくび小春かな  江東区立第二亀戸小学校  小6  瀬川明日花
年がじょうはじめて知った母の友  江東区立北砂小学校  小4  遊佐瞳
赤トンボ馬のしっぽにぶつかった  江東区立第四砂町小  小3  羽田野雄斗
しもばしらもぐらがかくれてたべている  江東区立平久小学校  小4  大島璃乃
山彦に強く答える夏の山  お茶の水女子大学付属中学校  中2  中村綾
ためらうも西瓜の種を飛ばしけり  お茶の水女子大学付属中学校  中2  関愛佳
冬紅葉手話でおしゃべり母さんと  明晴学園小学部  小5  成塚元香
秋の夜手紙の中にぼくがいる  江東区立八名川小学校  小6  川名朋佳
どんぐりはじぶんのぼうしすぐなくす  南九州市立大丸小学校  小1  東園理叶
しゃべるたびまほうみたいな白い息  江戸川区立篠崎小学校  小5  吉野優希
また一つ風に流れる除夜の鐘  江東区立北砂小学校  小4  福井穂花
初もみじぼく一人だけのぼりぼう  江戸川区立東小松川小学校  小3  筒井朗
七才の真顔の写真七五三  江東区立第二砂町小学校  小6  水島莉菜
いも掘りに校長先生登場だ  袋井市立周南中学校  中3  鈴木誠人
転ぶたび青空見えるスキーかな  江東区立深川第三中学校  中1  山谷太朗
ぶらんこを引っ越す友とこぎ続け  水戸市立柳河小学校  小6  佐川瑚子
ねんがじょうまちきれなくてかいちゃった  江東区立越中島小学校  小2  野田理桜
このひだけずぼんをはいたよおいもほり  江東区立八名川小学校  小1  きたがわゆうな

第6回「きごさい全国小中学生俳句大会」表彰式

第6回「きごさい全国小中学生俳句大会」の表彰式を3月5日(日)、横浜・港の見える丘の神奈川近代文学館で開きます。

どなたでも参加できます。参加希望者は「季語と歳時記の会」の事務局にメールか電話でお申し込みください。「お問合せ」から申し込めます。

日 時 3月5日(日)午後2時〜4時
会 場 神奈川近代文学館ホール 〒231-0862 横浜市中区山手町110
主 催 日本学校俳句研究会 NPO法人「季語と歳時記の会」0256-64-8333
協 賛 (株)小学館 (株)開明

3月18日、中山圭子さんの「桜の和菓子」


第10回「きごさい+」は虎屋文庫、中山圭子さんの第2弾「桜の和菓子」(定員60人)です。今回は虎屋の和菓子つきです。お茶は各自、ご持参ください。

日 時:2017年3月18日(土)
13:30~14:30 講座(13:10開場)
14:45       投句締切(当季雑詠5句)
14:45~16:30 句会
会 場:神奈川近代文学館・中会議室(横浜市、港の見える丘公園)〒231-0862 横浜市中区山手町110(TEL045-622-6666 みなとみらい線「元町・中華街駅」6番出口から徒歩10分)http://www.kanabun.or.jp/guidance/access/
演 題:桜の菓子の魅力
講 師:中山 圭子(虎屋取締役 虎屋文庫専門職)東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。四季折々の和菓子のデザインの面白さにひかれて、卒論に「和菓子の意匠」を選ぶ。現在、和菓子製造販売の株式会社虎屋の資料室、虎屋文庫の専門職、虎屋取締役。著作に「事典 和菓子の世界」(岩波書店)、「江戸時代の和菓子デザイン」(ポプラ社)、「和菓子のほん」(福音館書店)など。
講師から:桜をモチーフにした和菓子は数多いもの。咲き始めから、満開となって野山を染め、吹雪のように散っていく姿までが、様々に表現されます。 まさに、甘い花見が楽しめるといえるでしょう。今回は桜の菓子の銘や意匠をご紹介するとともに、春の代表菓である桜餅の魅力についてお話ししたいと思います。(中山圭子)
句 会:当季雑詠5句(選者=中山圭子、長谷川櫂)句会の参加は自由です。
参加費:きごさい正会員1,000円、非会員2,000円(虎屋の和菓子つき、飲み物は各自ご用意ください)
申し込み:事前申し込みの方には虎屋の和菓子を用意します。3/12(日)までに電話、FAX、こちらの申し込み欄からお申し込みください。定員に余裕がある場合、当日参加もできますが、お菓子は申込者優先とさせていただきます。きごさい事務局 TEL&FAX 0256-64-8333

第9回きごさい+『詩のなかに咲く薔薇』レポート 

1月22日、「詩のなかに咲く薔薇」をテーマにきごさい講座が開かれた。

講師は渡辺竜樹さん。

<講座レポート>
歳時記における「薔薇」を再確認してみると。「バラは美しい花の代表です。夏の初めにさまざまな色の花を咲かせます。世界中でつぎつぎと新しい品種が作られ、すてきな名前がつけられます。茎に鋭いとげがあるのも、バラの特徴です。よい香りがするので香水の原料にもなります。」(『こども歳時記』小学館)

詩歌における薔薇、タイトルにもある『詩のなかに咲く薔薇』とは何であろうか。

さて、薔薇とは何でしょうか?という問題提起とともに渡辺竜樹氏の自己紹介が始まった。竜樹氏は在学中に多くの詩歌と接してこられ、俳句や短歌だけではなく、その知識は古代の詩から現代詩までと、実に幅が広い。本だけ読めば良い、というだけではなく、その創作者本人と直に会いたいという習性を持っている、との言葉が印象的であった。

最初にこの詩を皆さんと読みましょう、と渋沢孝輔の『白日の薔薇』を読みあげた。今回の講義で最初に紹介された薔薇の詩だ。

「どんな白日の眩暈のなかでなら/そんなにも深く/燃えるような色をみせて咲く薔薇の/狂おしい秘密が明かされるというのか」

から始まる詩を読み終えると、一読ではなかなか読み取れないと思うので、最後にもう一度読んでみましょう、と再び話題は薔薇へと移った。

薔薇が他の花とは異なる点は何であろうか。花とは美を体現し、性を象徴したもの。花の文学史は愛の文学史と言える。薔薇には棘があるという点において、他とは異なる花となっている。氏の説明の中に、百合子と名付ける場合はあるが、薔薇子はない。白百合女子大学はあっても白薔薇大学は聞いたことがない、との話になるほどと皆が頷いた。
「白日の薔薇」の一節「誘いながら拒み/拒みながらひきよせ包みこむ」を引用し、そこに薔薇の魅力の本質があることを指摘された。

人々の薔薇への関心はギリシア・ローマ時代に始まる。サッフォーやアナクレオン、クレオパトラから15世紀の所謂「バラ戦争」などの話を交え、当時の「薔薇」のイメージを語り、いかに薔薇が身近で、特別な花であったことを解説された。とりわけ「白い薔薇」における、純粋無垢の表象が処女マリアと結びつく話が興味深かった。南仏叙情詩人は赤薔薇を貴婦人へと結びつけた。「ばらが、白と赤とりどりに、いばらのあいだに咲いている。と、中世の精神は、そこに、象徴的な意味をみてとるのである。ばらの美しさ、やさしさ、純粋さ、血のような赤さを、処女と殉教者もまた、もっているからである。」(ホイジンガ『中世の秋』、堀越孝一訳)

「薔薇の魅力はそのパラドックスにある」(種村季弘)「おそらく薔薇の花において自然に人工が重なるぐあいと、詩において自然に人工が重なるぐあいが、ひそかに熱く対応しているのである。これは薔薇以外の花と詩とのあいだでは生じない関係だろう。」(清岡卓行)これらを引用しつつ、人と薔薇、さらには詩歌と薔薇の密接した関係に話は触れた。

文字数の関係があり、とても全ては引用は出来ないが、当日は、サッフォーやオマル・ハイヤーム、氏の専門のフランシス・ジャム、リルケやブレイク、更には白秋や西脇順三郎の薔薇の詩を朗読し、解説を交えた。一日でこれだけ薔薇の詩だけを読むのは稀な機会だろう。付け加えておくと、氏の声は詩の朗読に向いたよく通る声。話はアジアや日本と薔薇の話へ移り、まとめへ。

ここで最後にもう一度「白日の薔薇」を読んでみましょう、と竜樹氏の朗読に耳を傾ける。
「誘いながら拒み/拒みながら包みこむ/十重二十重の破りようもない旋律よ」
よく読まないとなかなか辿り着けないところが魅力です、と語った。薔薇の歴史、薔薇の詩を聴いてから再びこの詩を味わうと、新たな魅力を感じたのは、あの場所に居た人の共通した感想ではないだろうか。

今日の詩の中から、いくつか自分の宝となる詩があれば、嬉しく思います、と講義は終わった。

薔薇は美しい。現実の薔薇も、詩歌の薔薇も。竜樹氏は薔薇とその詩歌に相応しい、美しい案内人であった。
西村 麒麟 記

<句会報告  選者=渡辺竜樹 長谷川櫂>
◆ 渡辺竜樹 選
特選
フランス山さんざめくなり冬木の芽  飛岡光枝
詩のなかに氷れる薔薇の香りかな   葛西美津子
入選
薔薇百本詩を説く君に贈らばや    伊藤昭子
からからから潮風に回る冬の薔薇   飛岡光枝
一人づつ秘めたる薔薇の莟あり    長谷川櫂
追憶の砕かれてゐる白薔薇      川村玲子
青春の自画像ならん柚子ひとつ    趙栄順
冬薔薇流刑のごとくただ一輪     西川遊歩
薔薇の詩を読む竜樹さん春隣     趙栄順

◆ 長谷川櫂 選
特選
揺るるたび光不可思議冬薔薇     井上じろ
棘凍てて真白の薔薇のけさひらく   葛西美津子
佐保姫の花の唇歌うたふ       飛岡光枝
冬薔薇光の崖となりにけり      三玉一郎
紅のつぼみに冬の深みゆく      飛岡光枝
冬薔薇言葉氷つてをりしかな     上村幸三
詩のなかに氷れる薔薇の香りかな   葛西美津子
入選
薔薇百本詩を説く君に贈らばや    伊藤昭子
薔薇とする古き話や冬ごもり     西村麒麟
からからから潮風に回る冬の薔薇   飛岡光枝
風光る白秋の薔薇リルケの薔薇    趙栄順
太陽を揺らしてゐたり冬の薔薇    渡辺竜樹
冬薔薇流刑のごとくただ一輪     西川遊歩
ほころびてあとは一気や薔薇ひらく  上田雅子
青空のつめたき薔薇をきりにけり   川村玲子

◆ 選者の一句
太陽を揺らしてゐたり冬の薔薇  渡辺竜樹
大寒の薔薇よ世界を統治せよ   長谷川櫂

第6回恋の俳句大賞は三玉一郎さん

【大賞】
もうゐないあなたがふぶくさくらかな  三玉一郎

【趙 栄順/特選】
君はいま春のひかりとなり来たる  斉藤真知子
・恋人は春のひかりをまとって。
名前呼ぶバレンタインの日やそつと  三玉一郎
・まだ告白できない人の名か、秘めたる恋心。
初富士や君かたはらにゐればこそ  木下洋子
・愛する人が傍らにいてくれてこその富士のめでたさ。
もうゐないあなたがふぶくさくらかな  三玉一郎
・花吹雪のなかで思う懐かしいひと。桜に宿る力。
好きな人いることが好きラ・フランス  早川高典
・恋に恋する年頃の初々しさ。
【入選】
悴みて告げ得ぬ恋のありにけり  川辺酸模
恋心まだありますかふかし藷  椋本望生
見合する気のなささうなラ・フランス  菅原晋也
大胆に薔薇切り取るや恋始め  永井和子
まろび寝て恋を夢見る海鼠かな  川辺酸模
恋あまた思ひ出となり毛糸編む  斉藤真知子
君とならのぼつてみたき雲の峰  長井亜紀
つかまえて私あなたの兎です  小島寿々
花火観る君の瞳の花火見る  矢作輝
花が語りだしたら恋のはじまり  近藤いずみ
【長谷川櫂/特選】
会ひにゆく百万本の冬木立  三玉一郎
・冬木立の中を急ぐ人。百万本に迫力がある。
たまには夫にも愛のチョコレート  明日也
・灯台下暗し?大事な人をときどき思い出す。
夏の蝶見てゐる君を見て居りぬ  石上佐知子
・この控えめな感じを忘れないでいたい。男も女も。
もうゐないあなたがふぶくさくらかな  三玉一郎
・花吹雪となって降りしきるあなたの思い出。あなたのかけら。
目つむれば君といた冬2000年(ミレニアム)  永友萌
・十七年前の追憶。冬が切ない。
【入選】
お別れの真昼のクリスマスツリー  鴻池貴光
heavy級 味わう 愛のチョコレート  田村美香
シュプールを描いて彼に真っしぐら  渡部葉子
恋をしてやさしい顔の雪だるま  城内幸江
初雪や隣に君のゐる奇跡  石上佐知子
恋心まだありますかふかし藷  椋本望生
再会は二十五回の冬のあと  矢作輝
桜貝ふたりで海を見ていた日  斉藤真知子
脱ぐために着る夏服をえらんでる  早川高典
花が語りだしたら恋のはじまり  近藤いずみ