茶摘(ちゃつみ) 晩春
子季語 | 一番茶、二番茶、茶摘時、茶摘女、茶摘唄、茶摘籠、茶山、茶摘笠 |
関連季語 | |
解説 | 茶の新芽を摘むこと。四月上旬から始まるが、八十八夜以後が最盛期になる。摘み始めて から最初の十五日間が一番茶、葉がやわらかく最も良質とされる。日を置いて、二番茶、 三番茶、四番茶が摘まれるが、「茶摘」は、一番摘みの始まる晩春の季語とされる。 |
来歴 | 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。 |
文学での言及 | |
実証的見解 | |
参考文献 |
摘みけんや茶を凩の秋ともしらで | 芭蕉 「東日記」 | ||
一とせの茶も摘にけり父と母 | 蕪村 「東日記」 | ||
百姓も麦に取りつく茶摘歌 | 去来 「猿蓑」 | ||
山門を出れば日本ぞ茶摘唄 | 菊舎 「手折菊」 | ||
菅笠を着て覗き見る茶摘かな | 支考 「東華集」 | ||
ねもごろに一ト本の茶を摘みにけり | 村上鬼城 「鬼城句集」 | ||